brush.seiyaのブログ

東京町田でオリジナルの革財布を製作、販売しております。brushという名前で活動させて頂いております。

ファスナーの引き手作り

あどーもー!brush長谷川です。

 

先日転職祝い?で兄から腕時計をプレゼントして頂きました。

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ドゥッファというドイツのブランドですね。画像がなんだか残念な感じで全く良さが伝わりません!

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そうそうこんな感じです。モデルは違うのですがこんな感じです。

ドイツの製品って機能美を追求しているというか、無駄を削ぎ落とした質実剛健な感じでとてもかっこいいですよね。機能が伴っているからこそかっこいい。

なんだかこんな製品をbrushも作りたいなと感じました。

 

さてさて上機嫌なまま製作に移ります。

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お客様からのお財布オーダーで、こんな形の引き手を作ってくださいとのことでした。さっそくいきましょう!!

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方眼紙で型紙を作りまして、それに合わせて革を裁断しました。厚みは1.1ミリです。

型紙の曲線の作り方は、コンパスや丸定規などを駆使して頑張って作ります。

これを半分に畳むのですが、片側は完成の形ぴったりで裁断し、もう片側は少し大きめに裁断しておきます。後で圧着してから余分を切り落として揃えます。

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真ん中で折り、伸び止めを貼ります。

確か名前はセラフィーニテープです。

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スライダーのdカンに通してゴム糊つけて畳んで圧着し、余分な革を切り落とします。

革をdカンに通す前に、曲げる部分は予めコバを処理しておきましょう。

写真を忘れたのですが、外周2ミリ短くした芯材を間に挟んであります。厚みはボンテックスの0.4ミリです。

 

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余分を切り落としました。

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縫い穴をあけます。

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ちくちく。糸の色もお客様ご指定です。

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サクッとできました!コバを磨いて完成です。

引き手作りのコツはとにかく丁寧にやることですかね。特に難しくはないのですが、細かなパーツほど粗が目立ちます。

 

 

おまけ

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なんだか蛍光グリーンみたいで綺麗です。

もうすぐ発送致します!